赤ちゃんが可愛いと思えない父親、「こんなパパでいいのか?」「自分は父親失格なのか?」と悩み、孤独を感じてしまいます。子どもとの時間を大切にしたい、愛情を感じたいという願いはありながらも、育児の現実は父親にとって予想外ことばかり。どうしていいか分からないというのが本音でしょう。
言葉の通じない赤ちゃんとのコミュニケーション、家庭内での育児や家事分担、そして仕事と子育ての両立は、多くの父親が直面する共通の悩みです。パートナーとの関係性もママとパパという新しい関係性になることから多くの悩みを生んでしまいます。
本記事では、これらの悩みに対する解決法を紹介し、子供の成長と共に父親も成長するステップをご紹介します。
パパが、今すぐ赤ちゃんが可愛いと思えなくても、あきらめずに子供との関りを上手に取れるようアドバイスしたいと思っています。
赤ちゃんをかわいいと感じない父親の心理
自分の子供が生まれたら自然とかわいいと思えると思っていたのに、実際子供が産まれたら思っていたように愛情を感じられない自分に戸惑う男性は意外とたくさんいます。しかし、それを口にしてしまうと「父親失格」だと言われるのではないかと、心配になりますね。
ここでは、誰にも言えないで悩んでいるパパの心境とその原因を解説します。自分の状況と重ね合わせて読み、自分の今の心理を理解していきましょう。
自分だけの時間が失われる不安
子供が産まれるまでは、仕事と家庭の両立は意外とうまくいっていたのかもしれません。しかし、それは大人の社会の中だから、タイムマネージメントがしやすかったからと言えるでしょう。
子供は予定通りにはいかないことが当たり前。夜の9:00には寝かせて、その後は自分の時間を作ろうと思っていても、なかなか寝てくれなかったり、寝てもまた起きてしまったりするのは日常茶飯事です。
そんな時、自分の時間が取れないイライラが募り、子供への愛情よりもイライラが勝ってしまうことがよくあります。
言葉が通じないフラストレーション
赤ちゃんがお腹の中にいる時から、ママの存在を感じ、周りの人の声を聞いているので、生まれてきたときには家族の存在をある程度認識していると言われています。しかしながら、言葉の意味を理解できるわけではなく、パパだという認識があり笑いかけてくれるわけでもありません。
そのため、パパが言葉をかけても反応が無く、「一人で話しているような気がして恥ずかしい」「何と声をかけていいのか分からない」という男性が多くいます。そのため、赤ちゃんと二人きりになるとテレビを見てしまったり、携帯に目をやったりしてしまい、赤ちゃんとコミュニケーションをすることを避けてしまう傾向にあります。
ママが有利:自分だけが上手くいかないという劣等感
パパが抱っこすると全然泣き止まないのに、ママが抱っこするとすぐに泣き止む。パパでは寝かしつけができない。着替えをさせるだけでもパパがすると時間がかかる。なんてことありませんか?
なぜパパではダメなのか、と考えていると劣等感や孤独感が強くなってしまいます。そして協力したいと思っているのに、どうしていいか分からず、その場を離れてしまう。このような状況が続いていると育児を楽しめなくなってしまいますね。
父親特有の子育ての悩みとその解決策
ママは10か月赤ちゃんを自分のお腹の中で育てて、体が不自由だったり、体調が悪くなったり、眠れない経験をしながら、お母さんになるということを実感していると言います。逆に言うと、父親はそのような体験をせずに、突然子供が産まれて、突然パパになるのです。
そのため、子供の成長と共に、パパも父親になる経験を積み、一緒に成長することが必要と言えます。いきなり理想の父親になることは不可能ということを受け入れ、上手くいかなくても赤ちゃんと関わることをあきらめないようにしましょう。
パートナーに正直に自分の気持ちを話す
「赤ちゃんとの関わり方が分からない」、「何と声をかけていいか分からない」という気持ちをパートナーに正直に話してみましょう。カッコつけずに正直に。
ママも初めての育児に奮闘中です。優しい言葉をかけてくれるとは限りません。でも、パパの気持ちを察してあげる余裕はありません。分かり合うきっかけ作りをパパからしてあげてください。
そして、ママがしていることを真似するもよし、ママに任せること、自分ができることをはっきりさせるもよし、パートナーの理解のもと育児に携わることで孤独感が少なくなります。そうすることで、育児に大切なのは、大変なことも嬉しいことも共有する人がいるということを実感できます。
今までの父親像と現実のギャップを埋める
赤ちゃんが産まれてくる前は、赤ちゃんと一緒の生活を楽しみにしていた方も多いでしょう。また、子供ができたら、一緒に遊んだり、旅行に行ったりしたいと赤ちゃんの誕生を心待ちにしていたことでしょう。
しかし、実際産まれてきたら、一緒に遊ぶどころか、何をしても反応してくれないし、どこに連れて行っても泣いて楽しめない、ミルクの時間に合わせて生活をしなければならない。あまりにも思っていたのと違う。このように感じるのは男性だけでなく、初めて赤ちゃんを持った親はみんな感じることです。
つまり、理想と現実のギャップを知る必要があります。子供1人を育てるということは、大変で時間がかかり、難しいということを受け入れましょう。
でも、楽しみにしていたことが無しになるわけではありません。子育ては楽しいこと嬉しいことがいっぱいあります。でも、大変なのです。
ママとパパのコミュニケーションを高める
「イクメン」という言葉があるように、男性が育児をすることが当たり前の時代になりました。しかし、男性の育児をサポートする体制がまだまだ整っているとは言えません。その大きな原因は、男性は「育児に協力するべき」という考えがあるからです。
しかし、実際は「育児に協力する」ではなく「一緒に育児をする」べきなのです。日本はまだまだ母親が育児をするべきという考えが主流で、父親はそのサポートをするという意識があります。でもその気持ちだとパパ自身も育児はママがするものなのに、手伝っているという気持ちになってしまうので、上手くいかなければ辛くなってしまうのです。
「一緒に育児をする」という気持ちになれば、上手くいかなくてもその状況をどうにか打開できるように努力する気持ちになれます。まずは意識的に育児を主体的にとらえましょう。
育児を一緒にするには会話が不可欠:大事なのは感情の共有
四六時中赤ちゃんのお世話をすることは、おそらく今までの人生で経験したことがないほど大変なことです。そのため、ママもパパも相手を思いやる気持ちが少なくなってしまいます。
そんな時大事なことは、「相手の気持ち知ること」です。一緒に育児をするパートナーがどんな気持ちなのかを知ることで、一緒に赤ちゃんのお世話をしやすくなります。
男性も恥ずかしがらずに自分の気持ちを伝えれば、ママも自分の気持ちが言いやすく、お互いを分かり合えるようになります。
赤ちゃんとの時間の使い方を知る:家族の時間を大事に
今まで、パートナーと二人で過ごしてきた場合と赤ちゃんと三人で過ごす場合では、状況が全く違います。赤ちゃん中心の生活になってしまって、当たり前なのです。そこは文句を言っても仕方がない、現実を受け入れましょう。
仕事が休みの日は体を休めたり、自分の好きなことをしたりしたいと思う気持ちは分かります。でも、赤ちゃんと一緒の時間を楽しもうという気持ちを育てることも考えましょう。仕事が無い日はパートナーと話し合ってどのように過ごすか決めることが良いでしょう。
父親にとっての子育てストレスとその対処法
子育てをしていると、多かれ少なかれストレスを感じます。そのストレスをどのようにコントロールし、発散するのか知っておくことが大事です。
男性が我慢しなければならないということはありません。上手に自分の気持ちと付き合っていける方法を模索していきましょう。
自分自身のケアが子育ての質を高める
自分自身のケアというと、一人の時間を過ごすことを考えてしまいがちです。例えば、サウナに行ったり、ゴルフをしたり…。しかし、ここで言う自分自身のケアというのは、心の問題です。イライラしてしまった時の感情のコントロール、ストレスをためない方法を身につけるという意味です。一種のアンガーマネージメントです。
ケース1:赤ちゃんが泣き止まなくてどうしようもなくイライラしてしまった時
A: 大きく息を吸い、赤ちゃんの安全を確認したのち、6秒目をつぶりましょう。6秒するとイライラのマックスは過ぎ去ると言われています。
ケース2:ママの抱っこっでしか泣き止まず、自分ではどうしようもなかった時
A: 孤独感や劣等感を感じるかもしれませんが、「そうゆうこともある」と受け入れましょう。「今日はママが良かったんだね」と赤ちゃんに声をかけてあげましょう。赤ちゃんが悪いわけでもあなたが悪いわけでもありません。
ケース3:育児に協力しているのに、何もやっていないとパートナーに言われた
A: パートナーとできるだけ早く話をしましょう。その時、大事なことは何をして何をしていないかという事実ではなく、相手の感情を理解することです。そして、その負の感情を引き起こしたのはなぜかということを一緒に考えましょう。
ケース4:夜泣きで眠れないと仕事ができない
A: パートナーと話をするとともに、職場の理解が得られるように上司や同僚に相談しましょう。夜泣きは一生続くものではありません。今、子供が夜泣きで大変な時期だということを職場の人が分かってくれていると、心理的にかなり違います。職場に家庭の事情を持ち込むことは悪いことではありません。ハードルが高いように感じるかもしれませんが、まずは、育児をしている先輩に相談してみると良いでしょう。
ケース5:少しでいいから一人になりたい。自分の趣味の時間をとりたい
自分の時間を取ることは大事なことです。悪いことではありません。ただ、パートナーと時間の使い方については話し合いましょう。パートナーにも自分の時間が必要なことを忘れないで。
子育て相談できる相手を探す:先輩パパや育児相談へ
子育ては、先輩に相談するのが一番良い方法です。今悩んでいることは、おそらく先輩パパも同じような悩みがあったはずです。良いアドバイスだけでなく、失敗談を聞くことも学びになります。
また、育児のプロにアドバイスをもらうことも良い方法です。積極的に地域の赤ちゃん広場や育児相談にパパも出かけて、交流を深めるようにすることで、赤ちゃんのお世話が上手になってくるでしょう。
赤ちゃんへの愛情は、赤ちゃんに関わる経験から生まれてくるものです。そして、赤ちゃんに関わる時間が増えるほど、赤ちゃんの成長を感じることが増えます。昨日までできなかったことが、今日はできるようになっている姿を目の当たりにすることで、愛情が深まってきます。
ポジティブな思考が育児を変える:受け入れる心
育児にとって、完璧主義は通用しません。なぜなら、思い通りにはならないからです。あかちゃんはいつも予想通りにはなりません。だから、上手くいかなくても笑ってやり過ごすようになれば、父親として100点満点です。
お出かけしても、赤ちゃんの機嫌が悪く、楽しめなかったということもあるでしょう。でも、あかちゃんとお出かけするときは、機嫌が悪くなることもある。「育児とはそうゆうもの」と受け入れましょう。そして、泣いていてもお出かけの記念に記念写真を撮ってみるのもいいかもしれません。家に帰ったらその写真をみて、「大変だったねー」とパートナーと笑い合えるかもしれませんね。
子供に「失敗するのは良くない」と教えたくありませんよね?「失敗は成功のもと」「経験は宝物」と教えたいのであれば、それを実践する気持ちで育児を楽しみましょう。
赤ちゃんと遊ぶコツを知る:赤ちゃんの成長を間近で感じる喜び
赤ちゃんと遊ぶ方法は、今まで誰からも習わなかった難しいことですね。でも、何が好きかはその子次第、色んな事に挑戦してみましょう。赤ちゃんが喜んでくれたら、何度も何度もそれを繰り返し一緒に楽しみましょう。そうすることで、赤ちゃんとパパの時間が楽しい時間になり、子供の成長を感じられる絶好の機会になります。
ここからは、赤ちゃんと上手に遊ぶための、おもちゃや絵本について解説します。赤ちゃんとの時間をたくさん楽しんでくださいね。
エコな中古絵本を安く送ってくれる:絵本のサブスク
【ママ必見!!!】毎月4冊中古絵本の定期購読サービスなら絵本のサブスク
絵本は1冊1000円以上するものもあり、たくさん買おうと思うと、お金もたくさん必要です。また、図書館に借りに行くのも重い絵本を持ち運びするのは、なかなかの重労働ですよね。そして何より、絵本選びはむずかしい。年齢や子供の興味に合わせたものを選んでくれたら、楽ですよね。
そんなパパにおすすめなのが、中古絵本を送ってくれる「絵本のサブスク」。中古絵本でもしっかりクリーニングした絵本が送られてくるので、安心です。
英語絵本のサブスクサービス:Baby English Labo
英語絵本は英語が苦手なパパにとって、ハードルが高くなりがちです。でも心配ありません!なぜなら、【Baby English Labo】なら絵本に音声がついているので、子供と一緒にページをめくりながら、一緒に見るだけでOK。教育意識が高いパパにもおすすめです。
知育玩具で楽しく遊ぶ:おもちゃのサブスク
「おもちゃのサブスク」子どもの成長に合わせて知育玩具を定期レンタル!!!
赤ちゃんと楽しく遊ぶには、おもちゃが一番。でも赤ちゃんのおもちゃには適正年齢があり、選ぶのはなかなか難しいものです。特に知育玩具は年齢別で分かれているので、間違ったおもちゃを選ぶとまったく遊んでもらえないことがあります。
でも、知育玩具は子供の教育にも良いし、子供の成長を感じるにはとても良いアイテムです。プロが選んだおもちゃを送ってもらえるサブスクはとてもおすすめです。おもちゃで遊ばない、どうやって一緒に遊べばいいか分からないという悩みもプロに相談できます。
父親としての育児への理解と成長:愛情深く家族と歩む道
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