産休がそろそろ終わる‘’‘ 職場復帰後、両立できるか心配’‘’と悩んでいませんか?
ここでは、職場復帰後、ママが感じる様々な壁について1つずつ解説し、解決策をお伝えしています。
また、復職前にするべき準備、両立するための働き方などについてもお伝えします。
仕事と育児の両立のポイントは、無理をしないこと!ママが1人で抱え込まず、いろんな人に協力してもらい、子供と向き合う時間を確保しましょう。
出産後の職場復帰のベストタイミングと注意点
理想的な職場復帰の仕方とは
出産のために、休職したり産休、育休を取っている人が多くいます。そして、ベストな復職のタイミングは?と考えている人も多いでしょう。
一番良いタイミングは人それぞれですが、一番大事なことは無理をしないことです。本当に復職したいのか、一度しっかり考えてみましょう。
子供に合わせて生活をする方が自分に合っているという人もいるかもしれません。1人で決めず、旦那様や両親などとよく話し合い、復職を決めるようにしてください。
子育てをしながら仕事をするので、間違いなく今より時間に追われ、体も疲れます。周りの人の協力を得て、子育ても仕事もできるように、慎重に検討しましょう。
復職するメリットデメリット
メリット | デメリット |
|
|
復職すると、良いことも悪いこともあります。自分が優先することを考え、復職するタイミングを決めましょう。
メリットばかりに目が行きがちですが、デメリットについて考え、対策を練ることが大事です。それが間違いなく、復職後、あなたのためになりますよ。
体験談をお話しすると…
私の経験から言うと、少しずつ仕事を増やす形で職場復帰するのが一番良い形だと思います。職場復帰してすぐは、仕事にも慣れないし、育児のペースもつかめないので、大変です。私は第一子を10か月で託児所に預け、週3回程度の仕事で復職しました。
それでも、1年目は子供が熱を出すことが頻繁にあり、水疱瘡やインフルエンザなど感染症にもかかり、多く休みを取らなければなりませんでした。
自分も疲れから、体調が優れない日も多く、1年目の記憶はほとんどないほどです。
でも、2年目3年目、そして2人目ともなると、家事や育児にもなれ、仕事のペースも徐々につかめるようになっていきました。
職種や職場の環境にもよりますが、復職する時は様子を見ながら始める方が良いでしょう。特に、第一子の1年目は無理をしないことをおすすめします。
いつから職場復帰するのが良い?
では、ここからは具体的に職場復帰について見ていきましょう。まずは、いつ復職するのか、様々なタイミングについて解説します。
職場復帰のタイミングに、正解も不正解もありません。自分と子供のタイミングをみて、納得するタイミングで復職しましょう。
保育園に入園できるタイミング
保育園の申請は早めにしておきましょう。住んでいる地域によっては待機児童が多く、働きたくても保育園が見つからない場合があります。
4月入園のタイミングが最も入りやすい時期ですが、4月に関わらず、途中で入園することも可能です。
ただ、0歳クラス1歳クラスは、生徒の数が限られているため、入園しにくい年齢です。認可保育園に入園できない場合を考慮し、認可外保育園や一時保育なども調べておきましょう。
育休が終わるタイミング
子供が満1歳になるまで育休を取ることができます。そして、保育園が決まらない場合は、最大満2歳まで育休を延長できます。
産休、育休の間は収入保証があるので、育休が終わるタイミングで復職すれば、経済的に安定するという理由から、このタイミングで復職する人が多くいます。
時間や気持ちに余裕ができたタイミング
出産を機に、退職した人は、育休を取った人に比べて、復職のハードルが高くなってしまいます。しかし、視点を変えれば、ママが働きたいと思った時点で自分に合った子育てをしやすい職場を見つけられると言えます。
仕事探しと並行して、保育園探しも必要です。仕事がない状態では保育園が決まりにくいという問題はありますが、しないことには見つかりません。
託児所付きの仕事を探したり、仕事する時間だけ一時保育で預かってもらったりすることも可能です。
職場復帰した時のママが感じる壁
職場復帰した後、ママが直面する問題について、1つずつ解説していきます。今まで働いていた職場に戻る場合でも、以前と同じように働けない場合が多くあります。
1年以上休んでいると、人が変わったり、業務内容が変わる場合もあります。また、子供のお迎えなど時間の制限ができ、出来なくなってしまう仕事もあるかもしれません。
様々な問題について事前に理解し、自分に合った対策を考えていきましょう。
子供と離れる罪悪感
子供を始めて保育園に連れていくと、「ママ~」「イヤ~」と大泣きされることがあります。ママから離れなくて、保育士さんに引きはがされるように連れて行ってもらうこともあります。そんな時、子供の顔や泣き声を聞いて、気分が落ち込むことがあるでしょう。
また、両親や親戚に「そんな小さいときから預けたら、かわいそう」と言われてしまうこともあるでしょう。
・「子供に必ず迎えに来るからね」と伝える
・保育園でどのように過ごしていたか、保育士さんに教えてもらう
連れて行ったときは、この世の終わりのように泣いている子供ですが、ママの姿が見えなくなったらケロっとしている場合がほとんどです。
ママが迎えに来ることを理解できれば、送っていったときに泣かれることが減ってきます。また、保育園での様子を保育士さんから教えてもらうと、子供が楽しんで生活を送っていることが分かります。
子供が楽しく過ごしているのなら、かわいそうと感じなくなり、両親や親戚などにも説明できるようになります。
子供や自分の体調不良
乳幼児さんが初めて集団生活をすると感染症にかかりやすくなります。そのため、頻繁に熱を出したり、インフルエンザなどの感染症にかかったりします。
また、家で過ごしていた時よりも、保育園では刺激が多いため、夜泣きをしたり、なかなか寝付かなかったりする場合があります。
そうなると、ママの睡眠時間も減り、ママの体調管理も難しくなります。
壁の乗り越え方
- 保育園1年目は感染症にかかりやすいことを理解し、パパや両親、職場などに協力してもらう。
- 病児保育を利用する
この問題は一人ではどうにもなりません。パパや両親など、協力が必要です。ママは慣れない仕事と育児のすべてを一人ではできません。
また、ママが体調不良を感じる時は職場とも相談し、時短勤務やお休みをもらうことも検討が必要です。周りの人に助けてもらいながら、ママの休養が取れる時間も確保できるようにしましょう。
また、頻繁に熱が出たりすると仕事を休めない場合もあるので、事前に病児保育の登録をしておきましょう。見学や相談会をしている病児保育園もあるので、復職前に調べておきましょう。
以前のように仕事ができない
子供の体調によって休みが増えたり、お迎えのため途中で抜けたりしなければならないことが増えてしまいます。そのため、今まで任されていた仕事ができる環境ではなくなることがあります。
壁の乗り越え方
- 職場と仕事内容や勤務時間について相談をする
- 新しい仕事を検討する
以前と同じように働くのは、残念ながら難しくなります。そのため、何ができて、何ができないのか、職場の上司と話し合い、無理のない働き方を相談しましょう。
ある程度慣れるまでは、やりたい仕事ができない場合もありますが、自分が納得できるのであれば壁にはならないはずです。
相談しても、問題が解決しない場合は、転職を検討する必要があるかもしれません。子育てはずっと続くので、理解がある職場を探した方が良い場合があります。
復職前にするべき準備
ここからは、職場復帰をする前に準備できることについて説明します。事前にできることはしっかりしておいた方が、復職後の生活が楽になります。
大事なことは、ママが一人で家事も育児も仕事も抱え込まないことです。しんどい時にしんどいと言える相手が必要です。
保育園の一時預かりや慣らし保育
保育園の申し込みは早めに。状況に応じて、託児所や認可外保育園も見に行きましょう。そして、一時預かりを利用するなどして、園の雰囲気を事前に知っておくことが必要です。
見学や一時預かりで、子供も色んな場所に連れていき、ママから離れることに少しずつ慣らしていきましょう。
卒乳
昼間の授乳はできなくなるので、離乳食やミルクで対応できるように練習が必要です。夜の授乳も回数を減らすために、寝る前にしっかりミルクを飲ませるなどの工夫もしてみてください。
子供が夜しっかり寝ないと、ママの睡眠がとれません。パパに夜中のミルクを作ってもらう練習なども復職前に試してみましょう。
パパとの家事分担
職場復帰してからは、パパと家事と育児を分担してやっていかなければなりません。お互いできること、出来る時間など事前に何度も話し合いをしましょう。
そして、分担した家事は忙しくても、遅く帰ってきても、必ずやるということを理解してもらいましょう。「しんどい」「忙しい」のはママもパパも同じ。ママが一人で抱え込まないことが大事です。
サポートしてくれる人をできるだけ多く確保
両親は最強の味方。なぜなら、両親は赤ちゃんも大事ですが、同じくらいあなたのことも大事に思ってくれています。あなたの体や心のケアまでしてくれます。
近くに居なくても、電話で話を聞いてもらったり、育児の仕方について話をしたりしてもらうだけでも、あなたの支えになること間違いありません。
また、頼れる親戚、友人には片っ端から連絡を入れておきましょう。育児はできるだけたくさんの人に協力してもらわなければ出来ません。地域のファミリーサポートや病児保育なども産休中に調べておきましょう。
仕事の仕方を考えよう
産後の仕事について、職場復帰後、思っていたのと違ったという人がいます。それは、勤務形態が変わったことにより、仕事内容が変わる場合が多いからです。
職場復帰してから徐々に状況を理解していくのではなく、出来れば復職前に職場の方と会って話し合いができるのが理想です。
職場復帰1年目は、無理をせず、徐々に慣れていってから、再度話し合いができるようにすることをおすすめします。
復職前に話し合いをしておこう
復職するタイミングが決まれば、事前に職場にあいさつや相談に行きましょう。勤務形態や仕事内容を決める時は、できれば子育てをしている人にも一緒に話し合いに入ってもらった方が良いでしょう。
無理をしないように、始めは時短などを活用しましょう。急な休みや早退が増える可能性があることを忘れず伝えておかなければなりません。
勤務形態を再検討
出産前と同じように働くのは、無理な場合がほとんどです。一時的に、時間の融通が利きやすいパートや時短勤務をすることもおすすめです。
職場によっては在宅勤務ができる場合もあります。職場の育児と両立している先輩がいれば、アドバイスをもらうと良いですよ。
理解者を見つけよう
職場に、味方になってくれる子育て中の先輩や育児に理解のある人が必要です。育児の先輩は職場との話し合いのコツを教えてくれたり、育児の相談に乗ってくれたりします。
また、パパの会社の理解者も同時に見つけておいてもらましょう。保育園のお迎えや発熱時の早退は二人で分担できるように、パパとも話し合いが必要です。
復職後に使いたいサポートサービス
育児と家事を両立するための、便利なサービスを紹介します。上手に利用できれば毎日の家事が楽になり、子供との時間が取れるようになります。
また、ママの疲労がたまった時だけ利用することも可能です。すぐに使う予定がなくても、サービスを知っておくと、しんどい時に助かります。
ネットスーパー
小さい子供を連れて、買い物に行くのは大変です。週末などにまとめて買い物に行くのもいいですが、ネットスーパーで宅配してもらうと、買い物の手間が省けます。
おむつやミルクなども持ってきてくれるので、重い物やかさばるものは、ネットスーパーで買い物する時に一緒に買うと便利です。
家事代行
家事代行は「お掃除代行」「料理代行」があります。「お掃除代行」は水回りなどお掃除しにくい場所を専門のスタッフがきれいに掃除してくれるサービスがあります。また、掃除機や片づけなど毎日使っているスペースを清潔に使いやすくサポートしてくれるサービスもあるので、必要なものが選べます。
「料理代行」では1週間分のおかずを作り置きしてくれたり、栄養を考えた子供も食べやすい料理などもリクエスト合わせて作ってくれたりします。
家事をしてくれるので、その時間を育児や睡眠にあてられるようになり、助かりますよ。
ベビーシッター
保育園に比べて割高にはなりますが、ベビーシッターさんに子供を預けることもできます。集団保育に比べて融通が利くので、サービスによっては散歩などもしてくれる場合があります。
両親が近くにいない場合など、子供を預けてリフレッシュする時間が取りにくくなります。たまにはベビーシッターに預けて、パパと出かける日などがあっても良いと思いますよ。
赤ちゃん育児と仕事の両立は、自分たちにあった働き方を見つけることが大事
現在、1歳の子供がいる家庭でも40%ほどの家庭が共働きしていると言われています。保育園が入りやすくなると、この割合はさらにあがるでしょう。
育児がしやすい環境を整える会社も増えています。育児をしながらでも働きやすい、勤務形態や仕事内容を上司や仲間と相談しながら、徐々に見つけていきましょう。
また、ママ1人では育児も家事も仕事もできません。家族や両親、地域のサポートの方など、できるだけ多くの方の協力を得て、仕事と育児の両立をしましょう。
決して1人で抱え込まないよう、むりは禁物ですよ。
「子育てと仕事の両立に悩んでいる」「職場復帰を悩んでいる」という方は、ぜひ「Make You Happyご相談室】にご相談してください。あなたに合った復職のタイミング、子育てと仕事の両立についてお話しさせていただきます。
コメント